はじめてのハワイ旅行では、アメリカ特有の「チップ」文化は英会話と並んで大きな不安要素でした。
特に日本では、チップを渡す習慣がないため、どのタイミングで、どれくらい渡せばよいのかまったくわかりませんでした。
しかし、いくつかのチップの基本ルールを覚えておけば、安心してハワイの旅を楽しむことができます。
ここでは、実際の体験を交えながら、ハワイでのチップの渡し方について解説します。
チップを渡す基本的な場面
ハワイでは、何かサービスを受けた際にチップを渡すのが一般的です。
以下に、具体的な場面ごとのチップの目安をまとめました。
- スーツケースの運搬: ホテルでスーツケースを部屋まで運んでもらった場合、1個につき$1~2が相場です。スーツケースの個数に応じて、合計金額を考慮しましょう。
- ホテルスタッフへの感謝: ホテルのスタッフが特別なサービスを提供してくれた場合、$2~5程度が目安です。たとえば、タオルを追加で持ってきてもらったり、特別なリクエストに応じてもらった際に渡すと良いでしょう。
- タクシー: タクシーを利用した際は、運賃の15%程度をチップとして渡します。運賃が$30であれば、$4.50程度が目安です。
- ベッドメイク(枕銭): ホテルのベッドメイクに対する感謝として、1ベッドにつき$1~2を枕元に置いておきます。毎日の清掃後に渡すことが一般的です。
- レストランでの食事: レストランでの食事の際、サービス料が含まれていない場合は、料金の15%~20%をチップとして渡します。レシートに参考チップ金額が記載されている場合もあり、その金額を参考にすると便利です。たとえば、総額が$324の場合、15%のチップは$48.60、18%は$58.32、20%は$64.80と丁寧に書いてあることがあります。この金額を基にチップ欄に自分の気持ちに応じて金額を記入します。
一方で、ファストフード店やサービス料が既に含まれている場合は、チップは不要です。
おすすめのチップ計算方法
レシートに参考チップ金額が記載されている場合は比較的限定的ですので、通常はチップを瞬時に計算しなければなりません。計算方法を2つ載せておきますので、参考にして自分のやりやすい方法を身につけておいてください。
- 丸めて計算: 計算を簡単にするために、総額を四捨五入して計算しやすい金額にし、その金額に対してチップを計算します。たとえば、$47.50の料金を$50とみなして計算します。$50を10分の1にして$5ドルとし、15%のチップを渡す場合、1.5倍の$7.50をチップとして渡します。
- チップ計算アプリ: スマートフォンのチップ計算アプリを利用しましょう。これらのアプリは、合計金額と希望するパーセンテージを入力するだけで、正確なチップ額を瞬時に計算してくれます。ハワイへ出発する前に日本でダウンロードして、使用に慣れておくと安心ですね。
まとめ
ハワイでのチップ文化に戸惑うことなく、快適な旅行を楽しむために、これらの基本ルールを覚えておくと安心です。
チップは感謝の気持ちを伝える大切な手段であり、適切なタイミングで適切な額を渡すことで、旅行全体がより快適になります。
旅行前にチップ計算の基本を確認し、チップアプリをダウンロードしておくことで、現地でのストレスを減らし、楽しいハワイ旅行を満喫しましょう。